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2022年6月3日(金)は、大和証券CMアメリカ 森本裕貴氏によると、6月の株式市場の反発基調は変わらないとの見方。
一方で、インベストラストの福永氏からは株式市場から逃げるのも選択肢の一つとのコメントも。
市場は悲観シナリオを織り込んだ
大和証券CMアメリカ 森本裕貴氏によると、
◉市場は企業業績の悲観シナリオを極限まで織り込みきった
◉きっかけを作ったのはディスカウントストア大手の「ターゲット」と写真動画共有サービスを運営する「スナップ」
◉両社が示した業績見通しで、インフレと景気減速に伴う業績悪化が強く意識され相場が急落した
企業業績の悪化は「確信」ではなかった
◉しかし、S&P500の営業利益率や増益率の見通しは年初からそれほど悪化していない
◉すなわち、5月の相場急落は、企業業績が悪化するとの「確信」ではなく、悪化するかもしれないという「信頼への揺らぎ」がもたらしたもの
◉その揺り戻しが起きている。実際に、5月下旬以降の企業の業績見通しでは、「思っていたほど悪くない」との反応が目立っている。
◉その象徴が、エヌビディアとセールスフォースの決算。いずれも絶好調と言える内容ではなかったが、いい部分が市場で評価され決算後の株価が大幅に上昇
金融政策にも期待感
◉金融政策でも、金融引き締めへの警戒感が強まっていたが、FOMC議事要旨で「年後半の金融政策に柔軟性が生まれるかもしれない」との言及があったこと
◉足元の景気減速懸念を受けて、年後半に利上げがいったん停止されるかもしれないという期待が高まっている
◉企業業績も金融政策も悲観シナリオを織り込んだことで、反動が出やすい。それが短期的に相場を支える可能性が高い。
逃げるは恥だが役に立つ、かも?
一方で、インベストラストの福永氏によると、
◉株式市場は、利上げによる景気後退と景気の先行きに対する不安との間で揺れ動いている
◉インフレの抑制に成功するのであれば、株はホールドしていた方がいいが、オーバーキルで景気後退するのであれば株は売っておいた方がいい
◉気がつくと最悪のケースで株価が大きく下落しているということになりかねない。
わからないときは一旦撤退もあり
◉「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーの諺で、自分の得意な場所で戦うという意味合い。個人投資家は、今後迷った時には選択肢の一つに入れておくのもいい。
「逃げ恥」のドラマはわしも楽しんだぞよ。
短期的には反発するのかもしれんが、中長期的には逃げることも選択肢の一つということなのかのぉ?
視点や考え方によって取る行動は大きく変わってくるということじゃから、投資家にとっては悩ましい時期が続いてしまうのぉ・・・