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2022年6月21日(火)は、AISキャピタルの肖敏捷氏より、長引くゼロコロナ政策の影響が気になる中国経済の行方についての分析です。
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過去30年で最悪
◉中国経済はこれまで30年間で経験したことがないような厳しさ
・原因①:2010年にGDP世界2位に浮上後の構造調整の苦しみ
・原因②:米中対立の先鋭化
・原因③:ダメ押しとしてのゼロコロナ政策
発電量がマイナスに転じ深刻
◉中国の前年比発電量はコロナ後一時上昇するも直近ではマイナスに
◉発電量がマイナス下で経済のプラス成長は見込めない
過去最悪の若年層失業率
◉都市部の調査失業率5.9%は飛び抜けて高くはない
◉一方、16-24歳の若年層の失業率18.4%は過去最悪レベル
◉7月の学校卒業シーズンを迎えてさらに失業率悪化の懸念
危機感を募らせる中国政府
◉景気の減速や鈍化のレベルを超える非常に危険な状態
◉最も危機感を持っているのは李克強総理
◉5月の総党大会には異例中の異例の10万人規模で経済刺激策を検討
政府による景気刺激策
◉政府は33項目の景気刺激策を発表
◉効果は期待したいが、政策実施には以下のクリアが必要
①ゼロコロナ政策を繰り返さない
②「経済」政策の優先順位アップ
◉まだ紆余曲折、綱引きは続く。世界経済への影響も継続する。
カメノヒコ
中国は「世界の工場」。
その中国景気が大幅に悪化するとなると、世界的な景気悪化の引き金になる可能性があるのぉ。
今後の中国経済の行方から目が離せんわい。