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「新FAANG」銘柄が狙い目?

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2022年6月20日(月)は、auカブコム証券の河合達憲氏より、昨今投資先として注目を集め始めている「新FAANG」銘柄の推奨コメントです。

「新FAANG」を狙え

従来のFANNGは、米大手IT企業5社の頭文字

◉従来のFAANGは昨年11月以降下落が続く

◉インフレ懸念やウクライナ戦争が原因

◉一方で原油価格などのコモディティは上昇

カメノヒコ

ナスダックと石油・小麦価格はたしかに対照的な動きをしておるの

新FAANGとは

◉新FANNGが企業の頭文字ではなく5つの業界や商品など
Fuels(エネルギー)
Aerospace(航空・防衛)
Agriculture(農業)
Nuclear(原子力)
Gold(金属・鉱業)

◉2月以降に強いパフォーマンスを見せているのが、エネルギー、航空・防衛、金属・鉱業

◉これらエネルギー、航空・防衛、金属・鉱業は長期の見通しが引き上げられている

◉世界銀行は2024年のエネルギー価格が3割強引き上げ

◉情報機関ジェーンは2025年の世界の防衛費を9.4兆円上方修正

注目銘柄

◉インフレによる価格上昇、地政学リスクの高まりなどを受けて追い風が継続しそうな3分野

各分野から3社ずつ

特に注目の会社

エクソンモービル社

◉油田・ガス田の探査から販売まで幅広い工程を手掛ける石油メジャーの1社

◉原油高を受けて特別項目を除いた調整後の1株利益が前年同期比3.2倍

◉コスト効率の良い資源開発プロジェクトやコスト削減に注力

損益分岐点が2027年には30ドル代まで大きく低下する見込み(2021年は41ドル)

◉株価は年末60ドル付近から直近100ドルまで上昇

株価は石油価格と連動

◉今年1−3月期は2倍の利益を達成し非常に好調

◉さらに1月から自社株買いを開始し既に21億ドルを購入

レイセオン・テクノロジーズ

◉一般の航空機エンジンの設計・製造などを行う世界的企業

◉軍事向けの戦闘機やタンカー向けの大型エンジン、政府向けの航空宇宙製品・サービスも提供

◉1−3月期は44%増益とかなり好調

◉ウクライナ戦争に関わる防衛部門の利益は同社の2割を占めるが、利益反映は23年12月期以降

◉株価は80ドル割れを下値に一時105ドルまで上昇。90ドルまで調整後反発期待

新FAANG投資の注意点

◉新FAANGの強さの背景は、インフレ懸念とウクライナ戦争
◉投資リスクはインフレ懸念とウクライナ戦争の短期収束

カメノヒコ

先行き不透明なインフレと戦争がいつまで続くかじゃが、こればっかりは見通しがなかなか立てにくいのぉ