垂れないしょうゆさしを求めて
醤油を少し垂らすと、しょうゆさしからも少したれては拭いたり、固まったり、指でとって舐めたり、はあまりしないか。。。
日々のちょっとしたイラが積もり積もって、「液だれしない」と謳うしょうゆさしをいくつ買っただろうか。。。
そして、買ってからどれだけわりと間もなくがっかりしただろうか。
したたり落ちたしょうゆが服のシミになったこともあった。
指で穴を押さえて空気の力で醤油が止まるというものや、プッシュ式で醤油を出すものなど何種類か試したものの、どれも完全に液だれを防げることはなく、「金返せー」と叫びたくなったあの日々も今や遠い昔。。
小樽で買ったしょうゆさし
約10年前に小樽で買ったガラスのしょうゆさし。
液だれしないという触れ込みだったものの、見た目は一見普通のガラス製のしょうゆさし。
構造は至ってシンプル。
しょうゆを入れた本体に、ガラス製のフタを差し込むだけ。
繊細ですぐに割れそうな薄いパーツがあるわけでもない。
本体もフタもそれなりに厚みがあってしっかりと作られている印象。
それなのに、、、
10年間、しょうゆの液だれゼロ!
はじめこそ半信半疑だったのが、注ぐ量の大小に関わらず、これが本当に全くもってたれないのです。
これにしてからというもの、ただの一度も液だれイライラ症になったことがありません。
正直に言うと、そんなイライラすらもはや思い出しにくい感覚です。
それくらい、本当にたれないのです。
ガラス製のしょうゆさし。
圧倒的な技術力に感服じゃ。。。
もう元には戻れない
こぼれる気配すらしないガラス製のしょうゆさし。
これに慣れてしまうと、液だれしないことが当たり前になってしまいます。
なので、もう2度と他のしょうゆさしに変えようなんて思えなくなります。
たかが、液だれ。されど、液だれ。
しょうゆのようによく使う調味料が、日々垂れてしまうのと全く垂れないのとでは大違い。
ちょっとしたストレスが徐々にたまるより、全くない方がどれだけ気持ちいいか。
いろんなデザインの日本製のガラスのしょうゆさしが出ておるぞ。
小樽のガラス製品
ところで、なぜに小樽でこうしたガラス工芸があるのか?
調べてみると、昔からこうしたしょうゆさしを作っていたわけではなく、元はというと漁業が盛んだった頃に、漁の際に海に浮かべるウキ玉をガラスで作っていたそう。
たしかに小樽は海沿いの街。
漁業との結びつきもイメージが湧く。
そのガラスのウキ玉作りが徐々に廃れていった中で、工芸品としてのガラスが残ったという。
転んでもタダでは起きぬ。
こうした長い歴史の中で、高い技術力と良質なデザインのしょうゆさしの製造につながっていると思うと、なおのこと大切に使っていきたいなと思ったのでした。
ちなみに、小樽ってどこ?という方。
私も小樽の場所を把握していなかったので下に場所を載せておきます。
小樽は雰囲気もあって、おしゃれでええとこじゃぞ
なお、ネットを色々探してみると、同様のガラス製の液だれしないしょうゆさしは、様々なガラス取り扱いメーカーから発売されていました。
口コミなどで本当に液だれしないことを確認の上、お気に入りのものがあれば購入を検討されてはいかがでしょうか!?