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2022年6月1日(水)は、東海東京証券アメリカ 阿部司社長より、株式市場は「まだ安心できない状況」ではないかとのコメントがありました。
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反転上昇なるか?
◉S&P500 の全構成銘柄の値動きの連動性を表しているS&P500ペアワイズ相関のグラフでは、グラフが上にいくほど値動きが同じ方向に行くことを示している。
◉経験則上、S&P500が底値に近づくとペアワイズ相関が急上昇し、底値を打つと平均を大きく上回る水準に達する
カメノヒコ
直近のグラフの動き方は、まだ急上昇とは全くいえないのぉ。
これだけ見る限り、まだ大きな下げが今後控えているように見えてしまうわい・・・
◉2011年、2015年、2018年の調整局面では、ペアワイズ相関が0.4を超えていた。
◉直近4月末に公開されたペアワイズ相関はいまだに0.26と平均値の0.31でさえ下回っている
◉よって、今回の調整局面ではまだ一部の銘柄に下落が偏っていて、まだ全体的な調整になっていない可能性がある
企業収益の見通しも懸念材料
◉アメリカ経済は、住宅指標を中心に減速の兆候が見えているにも関わらずアナリストによる下方修正があまり進んでいない
◉今後アナリストが楽観的な見方を修正し、個別企業の業績の下方修正が進めば、株式市場に下押し圧力が続く
◉今後、株式調整局面の最終プロセスになる。目が離せない。