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電力不足が岸田政権を揺るがす?

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2022月7月11日(月)は、ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏から今後の電力不足に対しての提言、トレーダーのたけぞう氏から原子力分野での注目銘柄が紹介されました。

避けられない経済問題

◉参院選で大勝した自民党岸田政権

◉衆院解散なき場合は2025年までの「黄金の3年」という長い時間を確保できた

◉大前提として岸田首相が2024年9月の自民党総裁選で勝利すること

◉地盤固めには足元の経済問題が重要。コロナ、インフレ、電力問題

安倍元首相第二次政権に近い政権運営に

◉安倍元首相第二次政権に近い政権運営になる
・三本の矢(金融、財政、成長)

・2014年以降、リベラル派を丸呑みするハト政策の打ち出し(女性活躍・地方創生・一億総活躍・働き方改革等々)

・一方、外交はタカ法案を通す(特定機密保護法、安全保障関連法、共謀罪法)

◉岸田政権も国内はハト政策を進めることで、安倍政権と同様に生産性が向上しない

◉足元、ウクライナ戦争などで自国の供給力が死活問題

電力料金の高騰

◉夏よりも冬の方がしんどい

来年1、2月は東京での電力不足(1月:-0.6%、2月:-0.5%)がすでに予想されている

◉今後のLNG(液化天然ガス)の価格急騰、サハリンの供給停止でさらに状況悪化する

政治介入が不可欠

◉岸田首相はこれまでのように「聞くだけ」でなく「決め切る」必要性

◉今夏、今冬は現実的には石炭に頼るしかない。島根の原発は急いでも来春以降。石炭の供給力も老築化で落ちてくる。

◉ESGや投資の観点では石炭に投資はできない

電力が足りない=日本は成長できない、という問題に直面

政治介入が不可欠。原発の再稼働や再エネをもっとやるなどしないと間に合わない

電力が足りない国にデジタル(イノベーション)は起きない

カメノヒコ

夏より冬の方が電力ピンチだったんじゃな

半年程度でどこまで手を打てるかで岸田政権の今後に影響してきそうじゃ

原子力銘柄

◉トレーダーのたけぞう氏によると、電力不足で浮上するのが原子力銘柄

◉岸田総理はできるだけ可能な原発は動かしたい意向

<個別銘柄>

東京電力
日立製作所

◉小型モジュールでの原子力供給の面で日立、三菱重工。海外輸出も期待。