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2022年5月31日(火)は、東短リサーチ社長兼チーフアナリスト 加藤出一氏より、国民の声が今後の日銀方針に影響を与える可能性について指摘がありました。
東短リサーチは、1997年に設立された東京短資グループの調査・研究部門を担うシンクタンクとのことじゃ。
頑なな黒田総裁
◉来年4月までの任期中に現在の金融緩和方針を全く変えるつもりがなさそうな黒田日銀総裁
◉他国より低いインフレ率、現在の上昇は一時的というのが日銀の根拠。政策も当面変わる様子はない。
「異次元の金融緩和」もここまで長引くと感覚が麻痺してきてしまうわい・・・
◉1ドル127円と少々円安が落ち着いているものの、購買力平価で見ると何十年ぶりという悲しいほどの円安
◉主因は日銀が10年国債金利を0.25%に抑えこんでいること
先進国の中で日本が群を抜いて金利が低いのぉ。。。
お金は金利が高いところに流れていくし、しかも安定している先進国の金利が高いとなると、日本円を持つメリットはどこまであるんじゃろう。
◉各国の10年国債金利は変動相場制で上昇中だが、日本だけ固定相場制で低利のまま
さらなる価格上昇へ
◉5月は4月の1.5倍以上の値上げ動向に膨らんだ
◉日本国民はインフレの影響をこれからさらに相当受ける
◉同調的に価格上昇の傾向あり。2007-8年の上昇機と比較すると、大きな波はこれから。
ワシが大好きなコーヒーは、最近コーヒーの粉のグラム数が減るわ、大容量のペットボトルコーヒーの容量も減るわで、金額は据え置きでも実質的な値上がりが進んでいるのをヒシヒシと感じておる。
ガソリン代も高止まり、電気代もかなり値上がりしたのぉ。
こうした値上げがまだ序の口だとすると、ちょっと恐ろしいわい!
◉2019年にスウェーデンで通貨安による生活への影響で国民の不満が大きくなって中央銀行を動かした例あり
おとなしい日本国民が果たして大きな声をどこまであげるじゃろうか?
ちょっとやそっとでは不満を言わないような気がするの。
よほど大きな打撃になるまで、今の総値上げ状況は続いていく可能性の方が高いんじゃなかろうか・・・
◉現在のように、物価だけ上がって、給料が上がらない状況が続くと尚更国民は苦しい
企業は、すっかりキャッシュを溜め込むクセがついてしまっているから、多くの人の給料が上がるイメージは全く湧かんわい。原料高の値上げだけで精一杯じゃろうからの。
日本国民が生活にさらに苦しんでいく悲しい絵しか思い描けんわいT T
◉このような状況にも関わらず、黒田総裁は方針転換のつもりは全くない
◉国民の不満が高まり、政府が「これはさすがにまずい」となると日銀を動かす可能性は出てくる
金融緩和を継続したところで、それが投資なり、その先の利益につながってこないと何の意味もないのぉ。
そうした利益を新たに産んでいく力が日本は不十分のまま金融緩和だけが続いているんじゃ。
金融緩和しかできない日銀が「日本経済をしっかり支える」なんてのは無理なんじゃー
岸田首相の国民の声へのヒアリング力にも期待したいところじゃが、それを有効な政策に変換していく力は別の能力じゃからのぉ。
いかんいかん、ネガティブなことばかり言うてしもうた。。。