「Brave」という新進気鋭のブラウザがすごいというウワサを耳にしました。実際に使い始めてみたら本当にそのとおり!高速ブラウザとして人気のChromeだけでなく、Googleの広告ビジネスすら脅かしかねない破壊的なブラウザが「Brave」です。
初リリースが2019年11月なので、すでに使用されている方もいるかと思いますが、世界中ですでに5,000万人以上の利用者がいるBrave。
主だった特徴を以下にご紹介しているので、気になった方はぜひ使ってみてください。スマホやPCからのネット生活が改善すること間違いなしです!
広告表示なし!YouTubeも!
Braveの最大にして最高の特徴が「広告ブロック機能」です。
ところ狭しとぎっしり広告が詰まったページってよくありますよね。そうした広告が自動ですっきり消えるのです。主要サイト閲覧時のデータ転送量の約4割が広告なんていうデータもあるのでこれは大きいです(調査結果:角川アスキー総研)。
特に強烈なのが、
なんとYouTube内の広告も消える!
ということです。これには本当にびっくりしました。
なにせYouTubeは広告費で運営されているがゆえに頻繁に広告が流れます。その都度、最後まで待ったりスキップボタンを押したりして面倒ですよね。何より、YouTubeでは見たくもない広告が流れて時間のムダです。
これがなくなるのですから、そのメリットの大きさは言うまでもありません。YouTubeからしてみると、商売あがったりですが・・・
広告カットイメージ
Braveでは、Youtube内で流れる動画広告や動画の下、周辺に表示される広告が自動的にカットされます。
YouTubeの場合
<既存のYouTubeモバイルアプリ(赤枠内が広告)>
<Braveアプリの場合>
通常サイト(PC)の場合
広告表示が多いサイトでも広告がきれいに取れて、見やすく、スッキリします。
<Chromeだと>
<Braveだと>
動画のバックグラウンド再生ができる!
YouTubeの広告が消えるだけではありません。
スマホでYouTubeを見ているとき、他のアプリを立ち上げると動画再生が途切れてしまいますよね。
でも、Braveなら「プレイリスト」の機能を使うことで、「バックグラウンド再生」で画面脇に小さく表示して「ながら作業」 ー 他のアプリや、メールを書いたり、ニュースサイトをみたり ー もできてしまいます。
YouTubeには音楽だけを流すチャンネル系やLiveで喋りつづけるような動画もあるので、それらの動画の広告がカットされるうえ、動画を流しながらの「ながら作業」もできるのでとても効率的で、おすすめです。
やり方は簡単
下図のようにブラウザ上の紫色のボタンをクリックすると「Brave Playlist」が開き、そこに動画データが自動的にダウンロードされます。
すごいのは、なんとこの作業中も動画は再生中のまま!一時中断なし!好きなアプリや画面にしても、下図のように小さな画面でずっと動画が再生され続けます。
なお、バックグラウンド再生中の画面は上部、下部に移動可能です。これも地味に便利!
無料! 高速! 高セキュリティ!
「無料」で広告が消せる
Braveも他のブラウザと同様に無料です。
YouTubeだと「YouTube Premium」という有料サービスに加入しないと、広告は消せなければ、バックグラウンド再生もできません。しかも費用が月額1,180円(!)。年額にすると何と14,160円もの支出。これが、Braveだと一切無料で「YouTubeプレミアム」と同等の機能が得られるのです。物価高の今のご時世、とっても助かりますよね。
動画再生機能も問題なし!
YouTubeアプリ同様全画面表示や、字幕(自動生成)機能、画質、スピード調節などYouTube上での基本的な再生関連機能はそのまま!
Chromeの1.35倍速!
Braveは、広告をブロックしている分、高速表示!
スマホで主要サイト閲覧時のデータ転送量の約4割が広告なんていうおそろしい調査結果(角川アスキー総研)もあるくらいなので、いかに広告が表示速度に影響をあたえているかわかりますね。
また、多くのブラウザーでは個人の閲覧履歴に基づいて、それぞれの趣味嗜好に合った広告を出せるよう、個人がアクセスした内容を追跡・蓄積していますが、Braveではこうしたトラッキングもやっていないので、さらに高速になります。
こうした、広告ブロッキングやトラッキング排除により、Braveは高速ブラウザーといわれるChromeより1.35倍も高速という結果もあります。
安心なセキュリティ機能
広告ブロックやトラッキング防止以外にも「プライベートウィンドウ」、「プライベート検索」、「VPN」といった高セキュリティ機能もしっかりついています。
なんと広告視聴で仮想通貨をもらえる!
Braveは広告ブロックが売りですが、広告をあえて表示させる代わりに仮想通貨を稼げます。これまでの常識がひっくり返るようなビジネスモデルですよね。
テレビに例えるならば、TVCMを見れば見るほどお金がもらえる感じでしょうか。一切働かずに金銭メリットがあるなんてありがたいです。
稼げる仮想通貨はBAT。
換金するにはbitFlyerの口座が必要なのでひと手間かかりますが、チリも積もればなのでネットサーフィンで稼ぎたい人には魅力です。
ちなみに仮想通貨BATは、Braveを通じてウェブ制作者であるクリエイターにチップとして渡すこともできます。
まとめ
ディスラプティブなブラウザー「Brave」の主なポイントをまとめます。
● 広告を自動ブロック!YouTube動画内の広告もブロック!
● YouTubeのバックグラウンド再生ができる!
● 無料!
● ブラウザの中でもっとも高速!
● セキュリティ、プライバシー機能も一番!
● 広告表示設定ONで仮想通貨BATがもらえる!
このブログもそうですが、広告収益で成り立っているブログの広告すら排除してしまうのがBrave(T T)。
真面目な話、これがもっと広く普及したら、広告で稼いでいるGoogle(YouTube含む)やプロのブロガーは商売あがったりではないでしょうか?
こうした広告モデルのおかげで、インターネットの情報が充実している背景もあるので、俯瞰すると広告ブロックには懸念される点もありますが、日々の利便性向上は代えがたい魅力です。
いざBraveを使ってみる
インストールとデータ移行はとってもカンタン!
Braveをダウンロードして実行し、あとは指示に従って進めるとこれまで使っていたブックマークや拡張機能まで自動で移行してくれます。
仮想通貨をもらいたい場合は口座開設
広告表示をオンにして仮想通貨BATをもらいたい場合、仮想通貨を現金に換金するための口座が必須です。
現時点でBATに対応しているのは「bitFlyer(ビットフライヤー)」だけです。
ビットフライヤーは、
● ビットコインの取引量は6年連続No.1*
*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
● ハッキング数ゼロ
● 口座開設および維持手数料は無料
● 最短10分で口座開設可能
費用は一切かからないので、BATが気になる方は口座を開設してみてください。